フィリピン国内で、フィリピンの銀行に振り込みする方法【口座を持ってなくてOK】

こんにちは、はなお(@oiuioi2)です。

この記事では、『フィリピン国内で、銀行へお金を振り込む方法』をご紹介したいと思います。

イベント参加費用・寄付金など、さまざまな支払いが必要な時。最近は支払い手段としてPaypalや電子マネーのGcashなどを選択できることもありますが、一番利用するのはやはり『銀行振り込み』です。

日本に住む方は、

銀行振り込みって、、ふつうにATMから振り込み先に振り込めばいいんじゃないの?

ブッダ

と思いますよね。

しかしフィリピンでの銀行振り込み方法と、振り込みの概念は、日本とは少し異なります。

この記事は、

  • フィリピン国内で、フィリピンの銀行に振り込む方法を知りたい
  • 銀行口座を持っていないんだけど、振り込みできるか知りたい
  • 銀行口座に振り込んだのに、さらにレシートが必要な意味がわからない
という疑問を持つ方におすすめです。

フィリピンの銀行

フィリピンには下記のような銀行があります。

(※Philippines citiesより引用))

Best Banks in the Philippines 2019によると、圧倒的に支持されているがBDO。

次いでBPI、Metrobank、LANDBANK、Philippines National Bankが順不同といった感じです。

ただ、フィリピンの人が銀行に口座を持っている割合は、人口全体の20%弱。
その理由は色々と興味深いので、ご興味がある方は下記のブログをご覧ください。

参考 【フィリピン銀行口座事情】普及率わずか14%?独特なフィリピン文化とはセブ留学マナビジン

フィリピンで口座開設するには?

銀行によっても異なるかと思いますが、だいたい共通する必要書類は下記の通りです。

必要書類

  • ACR-icard
  • 証明写真
  • パスポート
  • 口座開設用のお金

日本と異なり、口座開設費用・あわせて口座維持費用がかかるということが特徴として挙げられます。

口座開設が必要な場合は、各銀行のジャパンデスクへお問い合わせください。
参考 ジャパンデスク支持率NO1のBDOはこちら

フィリピンの銀行口座に振り込みをする

ここから具体的な振り込み方法をご説明します。

先に銀行口座開設方法を簡単に書いてはいるものの、振り込みの時に自分の銀行口座を持っている必要はありません。

フィリピンの銀行口座へ振り込む方法は?スマホでできる?

フィリピンの銀行に振り込むときは、振り込み先と同じ銀行の窓口にて手続きをする必要があります。

例えば日本の場合、「三菱東京UFJ銀行の支店」から「りそな銀行の支店口座」というように、他銀行への振り込みをすることはよくあると思います。

しかしフィリピンの場合、BDOの支店口座に振り込む場合は、BDOに行って手続きします(支店が同じ必要はありません)。

窓口の受付時間は銀行・支店により異なりますが、日本より長めの17:30くらいまで営業している支店が多いです。

銀行に口座を持っていれば、大体の銀行でオンラインバンクがあるそうです。

はなお

必要書類や用意するものは?

振り込み先の銀行名

口座番号

口座名義人の名前

振り込み用の現金

が必要です。
印鑑や、IDカードなど持参する必要はありません。

フィリピンの銀行口座へ振り込む方法は「deposit」??

それでは実際に銀行へ行ってみましょう。

銀行に着くと、入り口のセキュリティガードさんが、荷物をチェックします。
用件を聞かれたら、「depositです」と伝えます。

ここで、まだフィリピンの銀行に行ったことがない方は「deposit??」と思うかもしれません。
「deposit」を訳すと「預かり金、預かり」という意味です。

預け入れじゃなくて、振り込み(bank transfer)じゃないの?

ブッダ

と疑問に思いますよね。
私もこの違和感を感じながら窓口で手続きをしたところ、なぜ「deposit」なのか理解した気がします。
実際の手続き手順を踏んで、ご説明します。

フィリピンの銀行で「deposit」する手順

STEP.1
振り込み先の銀行へ行く
入り口でセキュリティチェック。用件を聞かれたら「deposit」と伝えます。

STEP.2
deposit用受付端末で受付番号を発行する
窓口に行く前に受付用のタッチパネル端末で受付します。

目的ごとに「DEPOSIT」「WITHDRAW」など書かれた120cmくらいの端末です。その中から「DEPOSIT」用の端末を選びます。

BDOとBPIでは確認済みですが、銀行によって異なるかもしれません。

はなお

STEP.3
パネル操作します

タッチパネルをタッチしてスタート
※ここではBPIの遷移画面を使用しています。

『DEPOSIT』をタップ

『CASH(現金)』をタップ

Account Number(口座番号)を入力し、『Next』

Cash Amount(振り込み金額)を入力して『Next』

入力した情報が表示されるので確認し、間違いがなければ『Next』

『他の振り込み先がありますか?』と聞かれるので、なければ「No」、他にも振り込み先がある場合は「Yes」で進めます。

受付番号が表示されたら、『OK』で終了します。タッチパネルのすぐ下から受付番号が印字されたものがプリントされるので、忘れずに受け取ります。

STEP.4
受付番号が呼ばれるのを待つ
前方の電子掲示板に、受付中の番号が表示されています。自分の番号が表示されたら、番号横にある窓口番号の窓口へ行きます。

STEP.5
店頭受付
受付番号レシートを渡します。
『Account name?』と振り込み先の名前を聞かれるので、伝えます。
STEP.6
deposit金額を渡す
先ほど入力した金額を渡します。手数料は基本的に無料。相手先によって50ペソ(102円)かかる事もありました
STEP.7
控えを受け取る
支払いの控えを受け取ります。
ここで安心しがちなのですが、この支払いの控えは、必ず捨てずに保管しましょう

支払いの控えはとっても重要です

depositが終わると渡されるこの控え。
振り込み先の口座番号、受取人名、金額などが記載されています。

日本の場合は、「振り込み終わった〜」と捨てることも多いかもしれません。
でもフィリピンでは振り込みが終わって捨てるのは×。

例えばTOEICの場合、申し込み時に送られてきたメールに、下記のような記載があります。

Email us  a scanned copy of the following requirements: (下記必要事項の写しをメールで送ってください)

(a) Bank deposit slip(銀行振り込みの伝票)
(b) Valid ID(本人証明のID)
Foreigners – Original Passport Only (外国人はパスポート)
Filipinos/Locals – Any of the following: Original Passport, Driver’s License, SSS, TIN, or Unified Multipurpose ID
(c) Recently taken 2×2 colored photo (2×2inch.のカラー写真)

銀行振り込みのレシートを送るように要求されています。
また送るだけではなく、『TOEIC当日にこのレシートを持っていき、提出する』必要があります。

なぜレシートが必要なの?

銀行のタッチパネル端末で受付をしたとき、店頭で支払いをしたとき。
自分の名前などの個人情報を伝える場面はありません。逆に言うと、口座に入ったお金は『誰から振り込まれたものか分からない』。

そのため、『このトランザクションNo.は、自分が支払ったものだよ』と相手に証明するために、この控えをメールしたり、実際に提示する必要があるのです。

TOEICで現物提出が必要なのは、偽装や使い回しを防ぐためかな?と思っています。

『振り込み(bank transfer) 』ではなく、『預け入れ(deposit)』の理由

これらの情報を集約すると、フィリピンでは

『誰でも任意の口座に預け入れ(入金)ができる』

ということになります。
こういったことから、

口座がある銀行へ出向く
『deposit(預け入れ)』 という形で入金する
手数料が無料

なのも納得です。

おわりに

私はまだフィリピンの銀行に口座を持っていません。そのため、銀行の情報はこのdeposit以外まだまだ未知の状態。

この記事は実体験とネットの情報を元に作成していますが、『何言ってるんだ認識がちがうよ』という事がありましたら、ぜひ教えていただければうれしいです。

この記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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